- ウッドデッキを取り付けたいけど何から調べたら良いのか分からない
- 施工例だけ見てもいいか悪いのか分からない
- オプションがたくさんあるみたいだけど役割が分からない
そんな方はこの記事を参考にしてください。
分からないままウッドデッキをつけると…
必要ないものが付いてしまったり、
本当に必要なものがなかったり、
予想外の価格になったり、
後悔することになるかもしれません。
この記事ではウッドデッキの基本的な役割や材質、オプションについて簡単に解説しています。
この記事を読み、ウッドデッキについて網羅的に理解することで、ウッドデッキ設置後に後悔がないようにしてください。
ウッドデッキは使用用途によって形や備えるべきオプションが変わります。
材質についても人工木の利点・欠点、天然木の利点・欠点があります。
オプションに関してはその利点をしっかり理解し、見た目を重視するのか、機能性を重視するのかを考えた上で設置を決めましょう。
ウッドデッキの材質は人工木と天然木
ウッドデッキの材質には人工木と天然木があり、それぞれ利点と欠点が異なります。
現在では耐久性が高くやメンテナンスがしやすいこと、天然木より安価であるということから人工木が人気を集めています。
一般家庭の90%は人工木を使用している
人工木ウッドデッキは偽物感があって嫌だ。
という人もいると思います。
しかし、週刊エクステリアの調べでも88.6%が人工木のウッドデッキで11.4%が天然木とされています。
近年は人工木でも本物の質感に近いため多くの家庭で人工木が使用されています。
人工木ウッドデッキの販売店としては
- 1位:LIXIL
- 2位:YKKAP
- 3位:三協アルミ
以上でシェアの80%以上を占めています。
各社ウッドデッキの紹介記事はこちら
>>【失敗しないウッドデッキ選び、商品紹介】3社の人工木メーカー‼
上記の3社のウッドデッキなら耐久性、安全性は間違いありません。
各社共に自社で耐久試験、安全試験を行い高い基準でクリアしているので安心してください。
各社の違いとしては床板の厚さや幅、オプションの種類などになってきます。
各社比較の詳細記事はこちら
>>ウッドデッキ各社の強み・特徴【オプションを見てメーカーを決めよう】
人工木ウッドデッキの利点・欠点
人工木はメンテナンス性に優れていることが特徴です。
なんといっても手間やランニングコストが天然木に比べかかりません。
人工木の利点・欠点
利点 | 欠点 |
---|---|
メンテナンスコストが安い | 熱くなりやすい |
メンテナンスが簡単 | 天然木のような温もりがない |
耐久性が高い | 変形することがある |
色あせにくい | |
虫に食われない |
週刊エクステリアでの調べでも88.6%が人工木のウッドデッキで11.4%が天然木とされています。
各社ウッドデッキの紹介記事はこちら
>>【失敗しないウッドデッキ選び、商品紹介】3社の人工木メーカー‼
天然木の種類
天然木ウッドデッキは人工木にない温もりや質感が人気です。
しかしメンテナンス性や耐久性の問題から人工木のシェアが多い状況になっています。
最低でも年に1度のメンテナンスを考えてください。
天然木のウッドデッキなら耐久性の高いハードウッドでのウッドデッキをおすすめします。
経年劣化による色あせなどの変化を楽しめる方には是非ハードウッドのウッドデッキに挑戦していただきたいです。
ハードウッドとソフトウッド
ハードウッド | ソフトウッド |
---|---|
劣化しにくい | 劣化しやすい |
手に入りにくい | 手に入りやすい |
値段が高い | 比較的安価 |
DIYに不向き | DIY向き |
天然木にはハードウッドとソフトウッドがあり、それぞれの特徴を示します。
天然木ウッドデッキを希望する方はハードウッドをおすすめします。
価格は高くなりますが耐久性・質感が抜群です。
メンテナンスフリーのハードウッドもありますが価格は更に上がります。
天然木の利点・欠点
利点 | 欠点 |
---|---|
木の質感がある | 劣化しやすい |
熱くなりにくい | メンテンナンスが大変 |
色あせで味が出る | 修理がしづらい |
ハードウッドの価格が高い |
天然木は本物の木の質感が感じられ、熱くなりにくいのが利点です。
欠点は耐久性で、定期的なメンテナンスが必要になります。
いくら劣化しづらい木を使用していても釘やネジが打たれているところから腐食してしまいます。
天然木ウッドデッキを設置してくれる業者探しはこちら
>>【無料でまずは見積もり】一括見積もりサイトのおすすめ3選
天然木を扱っているショップはこちら
天然木ウッドデッキ | DIYショップRESTA
ウッドデッキのDIY Liebe
ウッドデッキの形
人工木のウッドデッキなら加工は自由に行えます。
L型、コ型など家に合わせて形を変えることができます。
また斜めにウッドデッキを切った形や、カーブを描いたR型もあります。
角張ったウッドデッキはシャープな印象の家に、
R型は柔らかい印象の家に用いられることが多いです。
ウッドデッキの形は基本的に自由度が高いです。
だからこそ皆さん迷ってしまいます。
いろんなウッドデッキの施工例を見て参考にしてみましょう。
ウッドデッキの施工例はこちら
>>おしゃれなウッドデッキ施工例7選‼【普通の家でもできる】ガルバリウム外壁に相性抜群
ウッドデッキの大きさ
ウッドデッキの大きさは使用目的によって変わります。
使用目的に合わせた最適なウッドデッキを設置しましょう。
・ウッドデッキ上でBBQをしたい方
・縁側として小さいスペースを取りたい方
・ウッドデッキで洗濯物を干したい方
BBQをするためには2,100mm×2,100mm以上必要
ウッドデッキ上でBBQをするには、かなりの大きさが必要。
大きく場所を取れないなら庭とウッドデッキをうまく使用するといいです。
ウッドデッキでのBBQについてはこちら
>>ウッドデッキでのBBQは禁止【理由と対策を解説】
縁側として使用するなら出幅600mm程度で十分
出幅を短く取り、ウッドデッキに腰掛けるようにする。短いほうがコストも安い。
ついでに庭も広く取れるのでおすすめです。
洗濯物を干すなら出幅1,200mm程度必要
自分が外まで出て洗濯物を干す場合は体がしっかり出るだけの出幅が必要になります。
洗濯物や屋根についての記事はこちら
>>【悲報】洗濯物干し用のウッドデッキの出幅は900mmだと狭い
ウッドデッキのオプション紹介
ウッドデッキにはたくさんのオプションがあります。
ウッドデッキをおしゃれに見せるためのものや機能性を重視したもの。
オプションを付けることで価格も大きく変動します。
自分が使うウッドデッキに必要なものを厳選して取り付けましょう。
ステップ
ステップはウッドデッキの上り下りを楽にするための階段のことです。
後で示すローデッキよりも安価で機能的にはステップで十分です。
ステップには階段式のものと独立式のものがあります。
詳細記事→ウッドデッキ、庭への動線【ステップか?ローデッキか?】
ローデッキ
ローデッキはウッドデッキの上り下りに役立ちます。ローデッキの大きさ・形・段差の数を自由に変えることで更にウッドデッキがおしゃれに見えます。
単純にローデッキの幅を大きくするだけでもどこからでも上り下りでき、おしゃれに仕上げることができます。
北山建築 – 住まいの写真はこちら – Houzz
詳細記事→ローデッキでウッドデッキが5倍おしゃれになる【足元を隠す】
おしゃれなローデッキがあるウッドデッキ施工例
多段幕板
多段幕板とはウッドデッキの骨組みを隠したり、ウッドデッキ下にゴミや動物が入らないようにするものです。
多段幕板を付けるだけで足元の重量感が増して高級感が出ます。
ナガタ建設 株式会社 – 縁側・ポーチの写真はこちら – Houzz
屋根
ウッドデッキでは屋根をつけることで圧倒的に便利になります。
屋根があると…
- 雨でも濡れないので安心
- 暑い日も涼しく過ごせる
- ウッドデッキの劣化を防ぐ
屋根は雨や日光を避けるために設置しますが屋根があることで人が過ごしやすくなるだけでなく、ウッドデッキにとってもいい環境になります。
基本的にウッドデッキ劣化の原因は雨と日光なので屋根があれば劣化を遅らせることができます。
屋根はLIXILや三協アルミなどの有名メーカーでも安いものだと¥75000程度で購入ができます。
LIXILスピーネ:¥75000〜
フェンス
ウッドデッキのフェンスは多くの種類があり、迷う人も多いと思います。
メーカーによってデザイン等が変わってきますので用途や好みで使い分けてください。
フェンスがあることで…
- 目隠しができる
- 安全性が上がる
- 手すり代わりになる
- 立体感が出ておしゃれに見える
目隠しできるアルミのフェンスは幅6m×高さ1mあたり¥70000程度です。
LIXILフェンスAB YL3型:¥70000〜(上記のサイズ)
割引込みの販売価格を想定しています。
フェンスについての記事はこちら
>>ウッドデッキ・庭の目隠しフェンスの考え方【必要な高さについて】
ウッドデッキくり抜き
ウッドデッキのくり抜きは誰もが憧れるオプションの一つです。
一級建築士事務所haus – ウッドデッキの写真はこちら – Houzz
ウッドデッキをくり抜けば、植栽が素敵なウッドデッキに仕上がります。
詳細記事→おしゃれなウッドデッキくり抜きして木を植えたい
くり抜きのある施工例
ウッドデッキの下はコンクリートがベター
ウッドデッキの下はコンクリートや砂利、土の上にそのまま、防草シートを敷くなど色々な方法があります。
ウッドデッキ下の問題点として
- 雑草が生えてしまう
- ゴミが溜まってしまう
- 虫がわいてくる
- 猫が住み着く
ウッドデッキの下はコンクリートにしてしまうのが一番無難です。
というのもコンクリートにすれば雑草抜きが不要になります。
基本的にウッドデッキ下は日光が当たりにくく、雑草は生えにくいので、コンクリートでなければダメというわけではありません。
他にもいくつか方法を紹介します。
ウッドデッキ下についての記事はこちら
>>ウッドデッキの下はコンクリートではなく砂利+防草シートで【雑草対策とおしゃれを重視】
土の上
土の上にそのままウッドデッキを置く方法です。
利点
- 安価である(コンクリートより)
- 緑や土の質感を残した演出ができる
欠点
- 雑草が生える
- メンテナンスが大変
- ウッドデッキが傾く可能性がある(地面は土なので沈む可能性がある)
土の上にそのままウッドデッキを置くと土や緑の質感がよく、自然な感じが出ます。しかし雑草対策が大変であること、土がウッドデッキに上がってきて汚れやすいことなどからもあまりおすすめできません。
砂利
砂利の上にウッドデッキを置く方法です。
利点
- 安価である(コンクリートより)
- 砂利とウッドデッキをマッチさせることができる
欠点
- 砂利の下に防草シートを敷いたほうが良い
- 完全な雑草対策にはならない
- ウッドデッキが傾く可能性がある(地面は土なので沈む可能性がある)
砂利の下にウッドデッキを置くと砂利とウッドデッキを合わせることでコンクリートよりも味のある演出ができます。しかし砂利だけでは雑草が生えてくる可能性があるので防草シートを敷いてからの砂利をおすすめします。逆に防草シート+砂利ならコンクリには負けますが信頼できる雑草対策になります。
DIYなどで設置される方はこの方法をおすすめします。
防草シート
防草シートのみを敷く方法です。
利点
- 安価である(コンクリートより)
欠点
- 下が見えるとダサい
- ウッドデッキが傾く可能性がある(地面は土なので沈む可能性がある)
防草シートのみを敷いてウッドデッキを置くと防草シートが見えてかっこ悪いです。防草シートを敷くなら多段幕板などで地面が見えないようにする工夫をするとおしゃれにみえます。
コンクリート
コンクリートの上にウッドデッキを置く方法です。
利点
- 雑草が生えてこない
- ウッドデッキの上が汚れづらい
- 地面が沈まない
- スタイリッシュな印象になる
欠点
- 価格が高い(他に比べて)
- 時間がかかる
コンクリートを下に敷く方法は雑草対策としては一番効果的です。下にコンクリートがあることでウッドデッキの安定感も良くなりますし、枯れ葉などがウッドデッキ下に入っても掃除しやすいです。見た目もスタイリッシュな印象になります。
予算に余裕があるならコンクリートをおすすめします。
まとめ
ウッドデッキを設置する前に考えることはたくさんあります。
まずは使用目的をはっきりさせましょう。
使用目的が決まればそれに合わせた大きさ形が決まってきます。その後自分のライフスタイルにあったオプションを付けます。
更におしゃれにしたいなら多段幕板やローデッキなど足元にこだわって設計していくことで満足できるウッドデッキが出来上がるはずです。
闇雲にとりあえずでウッドデッキを取り付けて後悔が残らないように多くを考え情報収集をしてください。
このサイトがその情報収集の一助になれたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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