「南側のウッドデッキ気持ちいですよね。」
- 日当たりのよい南向きの土地だからウッドデッキは絶対付けたい。
- リビングから繋がったような開放感のあるウッドデッキを付けたい。
そんな風に思っていませんか?
実はウッドデッキで失敗しやすい原因の一つとして南向きへの設置があります。
というのも南向きのウッドデッキはプライバシーが守られにくく、夏は暑すぎるからです。
南向きだと必ず失敗するというわけではありませんがどの方角にウッドデッキを設置するにも利点と欠点を確認する必要があります。
結論は
「南側のウッドデッキを検討するなら日除けやプライベートを守る対策をとる、もしくは他の方角を考える」
です。
私はウッドデッキが大好きすぎて自分の手足でこれまでウッドデッキの写真を100枚以上集めて研究してきました。そんな私が南向きのウッドデッキが失敗しやすい理由とその対策を解説します。
この記事で各方角に設置したウッドデッキの特徴を理解し、今後のウッドデッキ設置の参考にしていただければと思います。
ウッドデッキの見積もり業者比較はこちらの記事
>>【無料でまずは見積もり】一括見積もりサイトのおすすめ3選
日当たり良好の土地は南側道路が多い
今回の日当たりのよい土地は南側道路になっているパターンを指します。
やはり道路には人が通りますよね。
自転車、ペットの散歩、通学する学生、近所の方々とたくさんの人が家の前を通ります。
基本的に南側にリビングを置くことが多いので道路からリビングが丸見えになってしまいます。
南向き道路の土地は日当たりは良いが、目隠しフェンスなどがないとプライバシーが守られにくいのが欠点
しかし南側が野原や田んぼで吹き向けていて人が通らないようなところはプライバシーに関しては問題ありません。自分の家のお庭に合わせてウッドデッキでのプライベートスペースを確保できるように外構業者さんとも相談しましょう。
南向きでのウッドデッキは夏暑すぎる
ウッドデッキの使用を考えたとき、BBQや子供の水遊びを想像する人が多いと思います。
実際、ウッドデッキは夏に使用しようと考える人がほとんどです。わざわざ冬に外へ出て遊び人はいませんよね。
夏にウッドデッキを使用するとウッドデッキの温度は50度程度まで上がっていることがあります。
この温度では裸足でウッドデッキの上を歩くことはなかなか難しいです。
南向きのウッドデッキには日除けが必要
南向きのウッドデッキを考えるとき日除けが必要になります。
夏場にBBQや庭遊び、DIYをする時、直射日光を浴び続けるのはきついですよね。
日除けがあるだけで夏のウッドデッキの快適さは劇的に向上します。
日除けには簡易的なタープやシェード、オーニングなどを考えるのもありです。
現在はMINO株式会社の「彩木」など熱くなりにくいウッドデッキも発売されています。
ウッドデッキの劣化や雨除けする意味でも屋根をつけることをおすすめします。屋根ならでも日除けでも雨でも対応可能です。
基本的にタープやシェード、オーニングは雨除けのためではなく、日除けに使うものです。雨除けも期待するなら雨にも対応しているタープ、シェード、オーニングの設置を考えましょう。
南向きのウッドデッキには日除け対策をおすすめします。
リビングから繋がった南側ウッドデッキは注意が必要
リビングから繋がった開放感のあるウッドデッキに憧れがある方は多いです。
実際のモデルハウスやパンフレットでもそういった家が多くあります。
しかし南側にリビングとウッドデッキを置くと前に道路があり外からの視線が気になるという問題があります。
視線が気になり、カーテンを閉めて生活してしまってはリビングからのウッドデッキの景色が見えないです。
「せっかく演出した開放的なリビングが意味を成しません。」
リビングを開放的にしたいなら目隠しフェンスが必要
室内からウッドデッキにつながるような開放的なリビングを演出したいなら目隠しフェンスが必要です。フェンスを付けることで日中カーテンを開けたまま過ごすことができます。
カーテンを開けたまま過ごすことができればリビングからウッドデッキを楽しむことができ、過ごしやすい日にはウッドデッキの外に出れるし、寒い冬でも室内からの演出の一つとしてウッドデッキが効果を発揮します。
南側にウッドデッキを設置するなら目隠しフェンスが必要です。ウッドデッキにフェンスを付けるもよし、庭にフェンスを取り付けるも良しです。
フェンスの高さはウッドデッキの高さから見た視線に合わせましょう。実際ウッドデッキに立たないと景色がわからないので大体でフェンスを付けるとあとで後悔することもあります。
しっかり施行業者さんと打ち合わせする必要があります。
フェンスや目隠しの記事はこちら
>>ウッドデッキ・庭の目隠しフェンスの考え方【必要な高さについて】
各方角のウッドデッキの特徴
ウッドデッキを設置する方角別に特徴をまとめます。
西側のウッドデッキの特徴
西側のウッドデッキは過ごしやすい気候、特に春や秋に活躍します。
夕方など少し涼しくなった頃にウッドデッキに出ると西日が差していい雰囲気です。そこで食事をしたり飲み物を飲んだり、優雅な時間を過ごすことができます。
東側のウッドデッキの特徴
東側のウッドデッキは昼を過ぎた頃に日陰が増えてくることが特徴です。
夏場の子供のプールなどは昼過ぎ頃から東側の日陰で遊ばせることで熱中症対策にもなりますし、暑い日に日陰があるとBBQなどのイベントをしても過ごしやすくなります。
もちろん午前中は十分に日が入るので少し寒い季節になっても暖かく過ごせます。
北側のウッドデッキの特徴
北側のウッドデッキの特徴は道路が南側の場合プライベートが守られることです。
年間を通して日当たりは良くないですが、夏場に涼しく過ごせることも特徴です。夏に使用するには北側のメリットはとても大きいと思いますが、北側に広いスペースを取れる土地が必要になります。
番外編:北と南にウッドデッキを付けちゃう
北と南に両方ウッドデッキを付けてしまうこともできます。
洗濯物を干したり、日光をリビングに入れるのは南側のウッドデッキに任せ、北側のウッドデッキでは夏や暑い日に涼しく過ごせるスペースとして使用することが可能です。
ただしウッドデッキを南北に取り付けれるような大きな土地が必要になるのでなかなか難しいかもしれません。
注意
今回の記事はあくまでも私個人の意見です。南向きのウッドデッキは設置すべきではないと言っているわけではありません。
ウッドデッキの設置は十分に検討してから行いましょう。見積もり業者や施行業者としっかり相談した上で自分に合ったウッドデッキを設置することをおすすめします。
またウッドデッキの設置では相見積もりを取りましょう。損してしまいます。
まとめ
今回は南側のウッドデッキを考えたときに注意することを解説しました。
南側ウッドデッキは南側道路の場合
- ひと目が気になることが多いので目隠しが必要
- 夏場に熱くなりやすいので日除け対策が必要
- 南側ウッドデッキ以外も検討してみる
目隠しや日除けをすることで南側ウッドデッキの快適さが向上します。ウッドデッキをいつどんな時に使うかを考えて設置しましょう。とりあえず設置したウッドデッキほど使わなくなってしまいます。
自分のライフスタイルに合ったウッドデッキを設置することをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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